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Pro²

間柱の墨出し:芯と端、最初の位置を区別する

間柱の中心線と端の線は別の位置です。等しい間隔で印を付けても、その意味を取り違えると、面材の継ぎ目を受ける位置がずれてしまいます。

まず、決めた基準点から中心線の位置を求めます。基準点に近い側の端を印にする場合は、間柱の実際の幅の半分を引きます。すべての寸法を同じ基準点から読み取ってください。

中心線が600 mm、下枠に沿った間柱の幅が45 mmなら、手前側の端は577.5 mmです。別のインチ例では、中心線16インチ、実幅1½インチに対して端の位置は15¼インチとなります。どちらも中心線そのものの位置ではありません。

以下では枠組みの上下の横材へ位置を写す手順を説明し、同じ墨出し位置の一覧をiPhoneで保管する方法につなげます。下枠・上枠という呼び方は、この枠組みの説明に使っています。

基準点と印の意味を先に決める

対象の壁と面材の割付けを確認し、面材の割付け基準となる端面や基準線を特定します。そこをゼロとし、寸法が増える方向も示してください。

連続する印を付ける前に、どの位置を示すのかを統一します。

印の種類 · 基準点からの寸法が示す位置 · 間柱が占める範囲
印の種類基準点からの寸法が示す位置間柱が占める範囲
芯の印間柱の中心線線の両側に実幅の半分ずつ
基準側の端の線基準点に近い側の端線から基準点と反対の方向へ
反対側の端の線遠い側の端線から基準点の方向へ

反対側の端で墨出ししても構いません。同じ中心線600 mmなら、622.5 mmに線を引き、基準点側に取付け側の×印を付けます。間柱は577.5 mmまでの範囲を占めます。同じ区間では印の付け方を変えないでください。

必要なのは下枠に沿う方向の実際の幅です。材料を測り、呼び寸法や壁の奥行きを代用しないでください。

ここで扱うのは、決まっている割付けを材料へ写す作業です。構造上許される間隔、隅角部、開口部や接合方法を決める計算ではありません。図面と実際に使用する下地・面材の施工要領を確認してください。面材の継ぎ目や必要な隙間も、最初の割付けに含めます。

計算例:芯々600 mm、間柱幅45 mm

間柱の墨出し:芯と端、最初の位置を区別する. まず、決めた基準点から中心線の位置を求めます。基準点に近い側の端を印にする場合は、間柱の実際の幅の半分を引きます。すべての寸法を同じ基準点から読み取ってください。
まず、決めた基準点から中心線の位置を求めます。基準点に近い側の端を印にする場合は、間柱の実際の幅の半分を引きます。すべての寸法を同じ基準点から読み取ってください。説明図です。縮尺は正確ではありません。

長さ3600 mmの直線状の下枠を想定します。左端が基準点ゼロです。端の間柱は0~45 mmを占め、途中の間柱の芯は同じ基準点から600 mmごとの位置とします。面材の割付けでは1200 mmと2400 mmのモジュール線に下地が必要だと仮定します。

これらは説明用の条件です。どの壁にも600 mm間隔を採用するという推奨ではありません。

  • p = 600 mm:指定された芯の割付け間隔。
  • b = 45 mm:下枠に沿った間柱の実幅。
  • k = 1, 2, 3…:途中の繰返し位置の番号。

中心線Cₖ = k × p

基準側の端Eₖ = Cₖ − b/2

反対側の端Fₖ = Cₖ + b/2

幅の半分は22.5 mmです。

繰返し位置 · 中心線 mm · 基準側の端 mm · 反対側の端 mm
繰返し位置中心線 mm基準側の端 mm反対側の端 mm
1600577.5622.5
212001177.51222.5
318001777.51822.5
424002377.52422.5
530002977.53022.5

位置2を確認すると、(1177.5 + 1222.5) / 2 = 1200 mmです。モジュール線が間柱の中央を通り、その両側に22.5 mmずつ材料があります。ただし、実際の面材間の隙間や留付け位置の端距離は、採用した仕様で別途確認します。

通常の隣り合う間柱の内法寸法は600 − 45 = 555 mmです。芯々間隔と、材料の間に空く寸法を混同しないでください。

最初の区間が同じ間隔にならない理由

端の間柱は0~45 mmにあり、芯は22.5 mmです。次の芯は600 mmなので、最初の芯々寸法は577.5 mm、内法は577.5 − 45 = 532.5 mmとなります。

端の間柱は壁の境界に、途中の間柱は面材の基準に合わせています。最初の区間を同じにするため全体をずらすと、面材の継ぎ目を受ける芯の位置もずれてしまいます。

反対側の端も独立した確認が必要です。3600 mmの端面にそのまま次の芯を置くことはできません。この単純化した例では端の間柱が3555~3600 mmを占めます。隅角部、取り合い、開口部、追加の下地があれば納まりは変わります。繰返し位置の表は、壁全体の部材配置図ではありません。

上下の横材へ墨を写す手順

  1. 図面で間柱の実幅、面材の基準点、途中の芯の位置を確認します。繰返しを中断する開口部、端部や取り合いは別に示します。
  2. 下枠と上枠の対応する基準端をそろえて並べ、両方に同じ始点を記します。同じ長さでも向きを逆に置くと、正しく写せません。
  3. スケールを材料に沿わせ、元の基準点から577.5、1177.5、1777.5 mmのように読み取ります。前の鉛筆の印を、次の寸法の始点にはしません。
  4. さしがねなどで直角の線を引き、材料が入る側に×を付けます。この例は左から右へ寸法が増えるため、基準側の端の線からゼロと反対側へ45 mmの範囲に間柱が入ります。逆向きに測る場合は、見た目上の×の側も逆になります。
  5. 対応する位置を上下の横材へ写します。面材のモジュール位置を少なくとも一か所、最初の基準点から再確認し、組立て前に端部の納まりも確認します。

隣の印との間隔がすべて同じでも、全体が同じ量だけずれている可能性はあります。始点からの位置も確認することが必要です。

同じ基準点から読むと、前の印の位置誤差を次へ積み重ねずに済みます。ただし、基準点の誤り、斜めになったスケール、太く不明瞭な線、取付け側の取り違えまでは直せません。

芯々16インチで15¼インチに印を付ける理由

独立した米国式の例を考えます。間柱の実幅が1½インチなら半分は¾インチです。選んだ基準点から途中の芯を16インチの倍数に割り付ける場合、基準側の端は次の位置になります。

基準点からの芯 · 基準側の端 · 間柱が占める範囲
基準点からの芯基準側の端間柱が占める範囲
16″15¼″15¼~16¾″
32″31¼″31¼~32¾″
48″47¼″47¼~48¾″
64″63¼″63¼~64¾″

15¼インチは端の位置で、芯は16インチです。48インチのモジュール線は、基準側の端が47¼インチにある間柱の中央を通ります。

端の間柱が0~1½インチを占めるなら、その芯は¾インチです。そのため最初の区間は途中の規則的な区間と異なります。材料幅、隅角部の納まりや面材の始点が異なれば、必要なずらし量も変わります。¾インチをどの壁にも一律に差し引かないでください。これは45 mmの例を換算した値でもありません。

Pro²で墨出し位置の一覧を保管する

Construction Calculator: Pro²には墨出し位置があります。画面名は墨出し位置で、入力は最初の墨出し位置と墨出し間隔です。

  1. iPhoneでこのツールを開き、メートル法を選びます。
  2. 最初の墨出し位置に577.5 mm、墨出し間隔に600 mmを入力し、両方の単位をmmにします。
  3. 計算を実行し、最初の五つの値を表と照合します。
  4. 対象の連続区間に必要な位置だけを使います。この例の途中の端の印は2977.5 mmまでで、端部の間柱は別に墨出しします。

ツールは入力した最初の値から100個の位置を作ります。壁の長さや間柱幅は入力しません。ずらし量を自動決定せず、幅の半分を自動で引かず、壁の端でも自動停止しません。数字が芯か端かを決めるのは利用者です。

芯の一覧なら、最初の位置600 mm、間隔600 mmとします。インチ例の端の一覧なら、ヤード・ポンド法で15¼インチと16インチを使います。芯の一覧と端の一覧を、現場で間違えない名前にしてください。

数値と一緒に、何の位置かを残す

例えば「北側の壁・基準側の端・577.5 / 600 mm」のように名前を付けると、基準と印の種類が分かります。部屋名だけではその意味までは残せません。

保存した計算は再度開いて入力を変更し、更新したり、利用できる範囲で別の版として保存したりできます。自動復元は作業中の入力・設定と最後に成功した結果を戻します。特定の割付けを残す場合は、名前を付けて保存してください。

無料枠は、端末の現地日付で一日三回の共通計算回数と、全体で一件の名前付き保存枠です。対象ツールを含む有料アクセスでは、その範囲の回数・保存制限が解除されます。対応ツールのPNG/PDF出力には該当する有料アクセスが必要です。一覧は壁の完成図ではなく、不要な行も自動では削除されません。最新の利用条件は製品ページと各地域のApp Storeで確認できます。

建設計算ツールが並ぶPro²の「ツール」画面。
作業に合ったツールを選び、寸法を入力してPro²で結果を確認できます。
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固定した芯の間隔と均等割付けを使い分ける

固定された間柱のグリッドと、両端の間を自由に均等分割する作業は別です。600 mmのモジュールが指定されているなら、最後の位置を合わせるために全区間の間隔を少しずつ変える方法は使いません。端部はその納まりに従います。

ツールのガイドでは、単位、式、位置一覧の制限を説明しています。両端が決まり、その間隔を調整してよい配置には均等割付けが適しています。

組立て前の確認は、同じ基準点、印の正しい意味、線の正しい側です。iPhoneの一覧と横材の印が同じ位置を示していることを確かめてください。

参考資料とこの例の範囲

数値と表は、独自に作成して算術を確認した学習例であり、完成した顧客現場の実測値ではありません。リンク先の実務資料は、壁の割付けや測定手順の参考です。実施工では図面、実際の材料の施工要領、採用する壁構成に必要な条件を確認してください。Pro²の説明は確認済みの公開機能に基づきますが、構造や法令への適合を保証するものではありません。

次の現場にもPro²を。

実際に測った寸法を使って、階段、コンクリート、資材を計算。結果はiPhoneにまとめて保存できます。

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